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BY emiko honda | 2021-12-21 14:46:38 | 未設定

 

セサミで絶賛開催中の「スージー・クーパーの軌跡展」。
イギリスからはるばるやってきた貴重な作品たちを、年代別にご紹介したいと思います。





まずは、1930年代の作品。
1922年に20歳で「グレイスポタリー」にペインターとして入社したスージー・クーパー。
1929年の10月28日、27歳の誕生日に独立し、「スージークーパーポタリー」を設立します。



「ノースゲイ」 1931年
ノースゲイとは、ドレスにつける小さな花束のこと。ロマンティックなネーミングですよね。
優しい色合いで、様々なお花たちが大胆にのびやかに描かれています。
90年前の手描き絵付けのお皿が、今もこうして美しくあることに感動してしまいます。



「ウェディングリング」1932年
結婚指輪の名を冠するこちらは、新婚生活の新居のため
揃えられることが多かったスージーの代表作です。
この絶妙な色味のグラデーションは、
スージーにしか思いつかないものなのではないでしょうか。
カラーバリエーションも豊富で、今回セサミには
レッド、ブルー、グリーンが入荷しております。





「クレヨンライン」1934年
クレヨンで描いたようなフリーハンドの線が優しい印象。
ハンドメイドならではの味わいがあります。
そして、このなんとも言えない淡いパープルの色合いの綺麗なこと!
見ているだけでほんわかと心が和んでしまいます。
ポットはレックスシェイプと呼ばれる形で、猫の形から付けられたと言われています。




「ドレスデンスプレイ」1935年
スージーが故郷の野花をモチーフに描いたと言われる作品
スージーの数ある作品の中でも大変有名で、
この「ドレスデンスプレイ」をきっかけに
スージーの魅力に惹かれた方も多いかと思います。
リトグラフによる絵付けで、多くのバリエーションがあり、
60年代まで製造されるロングセラーになりました。





「エンドン」1938年
「エンドン」とはイギリスの地方の名前。
流れるような花と葉の連続模様がエレガントに描かれています。
深い赤と緑の色合いが大人顔のシリーズです。




続いて1940年代から50年代の作品。
第二次世界大戦前後、スージー・クーパーは子育てに追われている頃でしたが、
日々の生活の中に忍び寄る暗く苦しい影を肌で感じていたといいます。
1941年にはロンドンのショールームが破壊され、
工場も全焼したため、陶器製造が一時中断した時期でもありました。

戦後は戦争で傷ついた人々の心を、優しい器で癒やしたいと考え、
アースカラーを中心にしたナチュラルな作品へと変化していきます。






そして還暦を迎えた、1960年代。
この頃のスージーは、ロイヤルファミリーのデザイナーとして大活躍。
陶器のデザインのみならず企画・構成・生産の全てを指揮して、
バッキンガム宮殿からの注文をまとめたり、世界へと飛躍してしていきます。


「グレンミスト」1960年代
スコットランドやアイルランドの霧深い渓谷にひっそりと咲いているお花を描いた作品で、
はかなげに咲くブルーのお花がなんとも優しい雰囲気。
こちらは1990年までサンドリンガム宮殿で使われており、
エリザベス女王やダイアナ妃も「グレンミスト」でお茶をしたと言われています。





パステルカラーで優しく愛らしい印象の30年代から、
アースカラーで落ち着いた雰囲気の40年代・50年代、
そして繊細なタッチで植物を描いた60年代以降。
激動の時代を生き抜いたスージー・クーパー。

店頭には今回紹介しきれなかったシリーズもたくさんあります。
それぞれの時代の美しき変遷を、ぜひ店頭で一緒に体感してくださいね。






  















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