左パネル
こんにちは。kakumiです。
お花見が待ち遠しいこの頃、
食卓にも春の装いを取り入れたいところ。
セサミにも、優しいパステルトーンの
ヴィンテージ食器が揃い始めています。
春色とはいえ、甘すぎず、シック&大人っぽいのがセサミ流。
なかでも注目は、「Denby社(デンビー社)」の
「Spring(スプリング)」 シリーズのカップ&ソーサー。
グレーと白を基調としていて、とても洗練された雰囲気です。
セサミではすっかりおなじみの「Denby社」は、
1809年に創業し、200年以上の歴史を誇る現存の英国老舗メーカー。
その始まりはなんと、イギリスのダービーシャー州での
道路建設時に良質な粘土が発見されたことなのだそう。
今では35カ国以上で展開され、信頼のブランドとして知られています。
こちらの「Spring」は、そんな「Denby社」で
1950~60年代に生産されたシリーズ。
「春」という名の通り、カップに描かれているのは
今にも咲きそうにツンと膨らんだピンクのつぼみ。
そして、鱗芽を思わせるブラウンの上に、
今まさに顔を出したばかりの新芽の萌えるようなグリーン。
下の枝には成長した青葉の深いグリーンで瑞々しい木々の葉が
ハンドペイントで描かれています。
こちらをデザインしたのは、「Denby社」の
人気デザイナー、アルバート・カレッジさん。
彼は1918年の第一次世界大戦後から1950年まで
「Denby社」のマスターペインターや
チーフデザイナーとして重要なポストを担い、
息子のグリン・アルバートもその地位を引き継いで活躍しました。
スピード感のある絵筆の動きで描かれた
植物は水彩絵画のような美しさ。
もちろん、ひとつひとつの表情も違います。
ストーンウェアのぽってりとした雰囲気と、
さらっとマットな手触りもとても優しく、
ぬくもりから春を感じられるアイテムです。