OPEN THE SESAME[オープンザセサミ]

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愛しの FatLava　前編

BY emiko honda | 2022-02-15 14:22:24 | ヴィンテージ雑貨

こんにちは！　kakumiです。
春の足音が近づくセサミに、系列店の3days grungeより
ドイツのヴィンテージ陶磁器「Fat Lava（ファット・ラバ）」の
フラワーベースが遊びにきております。
その数、なんと80点以上。同じ色、同じ形は二つとないアート。
セサミらしい優雅なオーク材の家具との
コラボレーションの美しいことと言ったら。
さながら美術館のよう。圧巻です。

「
Fat Lava　（ファット・ラバ）」とは、
1950～70年代に主に旧西ドイツで生産されていた陶磁器の一種。
直訳すると「肥えた溶岩」の意味のとおり、
火山口から流れ出た溶岩のような、ドロっと厚い釉薬の表現が特徴です。
花をいける道具というよりは、もうそのもの自体が華。
唯一無二の存在感があるオブジェです。
ここで、3days grungeのshihoさんからのレクチャー。
「Fat Lava」のデザインのルーツはバウハウスにあると言われています。
バウハウスとは、1919年ドイツのワイマールに設立された美術工芸学校のこと。
現代デザインに多大な影響を及ぼした学校として知られています。

バウハウスの普遍性と多面性｜TOPIC｜Continuer Inc.｜メガネ・サングラス｜Select Shop

しかし1933年、ナチスによる弾圧で閉校。

存在したのは、わずか14年間という短い期間でした。
当時の有能な教師たちはアメリカはじめ各国へ亡命。
アメリカで花開いたミッドセンチュリーデザインは、
バウハウスの影響を少なからずも受けていると考えられています。

その後、第二次世界大戦後のドイツでは、
国を挙げて窯業の再建に取り組んだそうです。
戦争で廃窯に追い込まれていた製造所も再建されていき、
伝統的な技術がさらに磨かれ、陶器産業が盛り上がっていきました。