あらためて一緒に学ぼう!企画。
★ネストテーブル編★
『入れ子』や『一揃い』という意味を持つ「nest」。
「ネストテーブル」はその名の通り、サイズ違いの複数テーブルが入れ子に
なっているタイプのテーブルのこと。
一般的には大中小同じ形のものが3つセットになっているものが多いです。
「ネストテーブル」の起源は、1800年頃と言われています。
人気が出たのはヴィクトリアン期のあと、
20世紀初頭のエドワーディアン期。
ゲストを迎えるドローイングルームにおいて、
かしこまったサロンセットよりも
カジュアルなフォルムのソファなどが一般的となり、
低めで取り回しのきくネストテーブルが重宝されました。
また、イギリスでは歴史的に都市部の家の居住スペースが小さかったことも
「ネストテーブル」が愛された理由のひとつ。
この時代には、ドローリーフテーブルやフォールディング家具、
ライティングビューローなど、
空間を有効利用するために工夫された家具が生まれています。
「ネストテーブル」の魅力は、
気分やスペースに合わせて気軽に使い方を楽しめること。
3つ並べて使うのも、それぞれを別な場所で使うのも自由です。
並べて使えばコーヒーテーブルとしてに使えるし、
個別なら花台にもぴったり。
可愛いのに、とても実用的ですよね。
個人的には、積み重ねて
ミニシェルフとしてアレンジするのがお気に入りです。
狭い空間でも大活躍してくれるネストテーブル。
自分らしい使い方でお部屋作りを
お楽しみください。